平成28年6月24日(金)に開催された「ミュージアムITセミナー in 香川 2016」につきまして、弊社担当パートのご報告をさせていただきます。
関西以西の美術館や博物館のご担当者様、約40名ほどの方々の前で「ミュージアムの外国人対応」というテーマで約45分間ほどお話しさせていただきました。
講演内容について
講演内容についてはインバウンドの全体像から、ミュージアム(美術館・博物館)に絞ったインバウンド対策やその考え方などについてお話しさせていただきました。
当日のアジェンダは以下の通りです。
目次
- トライベクトル株式会社について
- インバウンドとは何か
- 統計から見えてくる日本のミュージアムの将来
- これからのミュージアム
- ミュージアムがやるべきこと
- 成功事例紹介
- インバウンド向け翻訳で「やってはいけない」こと
講演で感じたこと
「ミュージアム IT セミナー」というタイトル通り、メインテーマは別でしたが、それでも徐々に増えてきている外国人観光客に対してどう対応し、どうアピールしていくのかという部分は、参加者の方々は日々の業務の中で感じていることですので、インバウンドへの関心はかなり高いと感じました。
中期的には2020年の東京オリンピックに向けて、ますます外国人観光客は増加すると予測されるため、インバウンド対応はミュージアムにとってもより重要な業務のひとつとなることが容易に想像できます。
なぜインバウンド対応が必要なのか
ミュージアムにかかわらず、あらゆる産業においてインバウンド対策は欠かせないものとなってきていますが、しかしながら「ただ翻訳すればいい」という発想では、伝わるものも伝わりません。
「東京オリンピックまで対応できればいいい」ということであれば、短絡的な対応でも十分だと思いますが、ミュージアムのミッションのひとつは「未来に文化や伝統、技術を繋ぐ」ことも含まれているはずです。
この視点から日本の良さを外国人観光客にどうアピールして伝えていくのかを考えなければなりません。
それは小手先のテクニックだけでなく、根本に根差したものでなければ、ただの流行で終わってしまうでしょう。
今回のセミナーを通じて、根本からきちんと設計して進めていくことによって、より一層外国人観光客を満足させ、「また来たい」と思ってもらえる美術館・博物館づくりをしていただければと改めて感じた次第です。
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トライベクトルの「美術館専門の外国人観光客 集客サービス」
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