いまや、歌詞の翻訳をはじめとした CD や DVD などの音楽関連コンテンツやカタログやリーフレット、パンフレットを幅広く世界に向けて簡単に発信することができるようになりました。Youtubeやニコニコ動画などでは自分で撮影した演奏や歌を簡単にアップロードすることができます。
そして「音楽に国境はない」との言葉通り、聴くものすべてを感動させられるような楽曲に触れるチャンスが増えています。それはクラシック、ジャズ、ロック、ポップスなどあらゆるジャンルで発生することであり、そういう「良い音楽」に触れることが簡単な世の中になりました。
ただ、音楽においても「歌詞」があるものは、どうしても言葉で伝えなくてはなりません。その「歌詞」はできるだけ原文の意味を壊すことなく、翻訳される必要があります。
では、具体的にどうすればいいのでしょうか?
まず基本であり最も重要なのは「分かりやすく伝わりやすい翻訳」であることです。歌詞の意味をわかってもらえなければ、伝わりません。伝えようと思えば、原文の意味をしっかり理解して翻訳しなければなりません。そうしてはじめて、歌詞が意味を持ち緒、リスナーに理解され、楽曲と共に受け入れられるようになるのです。歌詞の翻訳の場合、そこを目指すことが最も重要だと言えます。
また、CD に含まれている解説文でも同様のことが言えます。抽象的な表現が多くなってしまったり、専門用語など難解な言い回しが頻出する場合もありますが、それらをいかに噛み砕いて翻訳するのか、という点に翻訳会社としてのスキルと実力差が現れます。
ただ「金額が安い」ということだけで翻訳の品質を落とすようなことになれば、結果としてその音楽の品質も下げることになりかねません。無論、高すぎるのも論外ですが、解説文には解説文としての翻訳の品質があり、品質と価格がアンバランスな状態は、リスナーにとっても心地よいものではありません。
「自宅のソファによりかかり、大好きな音楽を聴きながら、CD に付属する解説文を読む」という行為は誰しもが経験していることです。そこにイメージを持ってくれば、どんな翻訳がリスナーの気持ちをつかむのかというのは自ずと答えが決まってくるはずです。
歌詞の翻訳にせよ、CD の解説文にせよ、ネットを通じて世界が狭くなり、ダイレクトに情報発信ができるようになったからこそ、手を抜いたような翻訳品質もまたダイレクトに伝わってしまうことを理解しておく必要があります。
現状、あまり効果があがっていない(反響が少ない)、または世界への発信を行なっていないという場合には、ぜひこの機会に「分かりやすく、伝わりやすい翻訳」を行うことをお薦めいたします。 それが待ち望んでいるお客様のためになりますし、結果として、貴社ビジネスへの大きなインパクトをもたらすことになるからです。 そのためにもっとも重要なことは、実績と経験のある翻訳会社をパートナーとして選定しておくことと言えます。
音楽関連の翻訳では、日本語、英語の語学の知識のみならず、音楽や歴史、文化的背景等の幅広い教養が必須です。なぜなら、単に言語の置き換えとしての翻訳サービスでは、演奏の魅力を伝えたり、音楽の本質を翻訳し、表現することはできないからです。音楽の本質を知ることが、良い翻訳を作ることにもつながるのです。
例えば、本格的な解説文というのは、音楽の技法に関する説明も含まれていることが多くあります。
このような文章では、音楽の専門用語を正しく選択して翻訳する必要があります。実際にその文章が何を意味しているのかを理解しないで翻訳してしまうと、その訳文は意味を成さず、「何が言いたいのか分からない」、「原文を読んだほうがいい」という事態になりかねません。そういう意味でも、広く音楽の素養が試されるとも言えます。
また、演奏の性格や個性を表現する文章の場合に、その表現はさらに難解かつイディオマティックになる傾向があります。
といった文章や、
といった文章は、日本語であっても、その真意を論理的に把握して汲み取るのは困難な場合があります。文章を構成している各要素の因果関係を論理的に読み解き、適切な専門用語を選択していきます。
まさに、「音楽の芯の強さ」、「張り詰めた音の効果」、「音楽を知的に制御」といった語句は、語学力だけでなく、日ごろから音楽に親しみ、それを鑑賞し感動する体験があってこそ翻訳できるわけであり、結果としてそれを読む者に対して、心に訴えるものがあるのです。
インタビュー記事の翻訳では、高度な背景知識を踏まえた翻訳が必要です。アーティストが自らのパフォーマンスを語るとき、彼らの思いが複雑な表現や独特な語彙になり、分かりにくい言葉で表現されることがあります。
そのような場合には原文の意向を尊重しつつ、読者に伝わる文章として翻訳しなければなりません。またインタビュー全体の雰囲気を原文から推測し、それらを翻訳に反映することも大切になります。
インタビュー記事の翻訳の場合には、原文の文字数や印刷のための紙面の制限があり、これらにきちんと収まるように翻訳を行なっていかなくてはなりません。
ドキュメントの中でもっとも大切な部分を損なうことなく、表現を考慮して作成する訳文は、ある意味、編集や要約といった側面も含まれております。弊社では、このような要約・編集作業も対応可能であるからこそ、これまでも多くのご依頼を頂いていると言えます。
これによりインタビュー記事の翻訳の精度があがり、読者を満足させることができれば、記事の評価も高まり、さらには雑誌全体の評価も高くなるのは言うまでもありません。
音楽事務所(インプレサリオ)では、海外興行やプロダクションとのやり取りや契約などに関して多くの翻訳が発生します。弊社では、インプレサリオで発生するすべての翻訳を承っております。
例えば、契約書の翻訳では、音楽業界、演奏者団体のご事情を十分理解した上で、長期にわたり相互にとって業務が滞りなく進むような正確な翻訳を行ないます。
これらの日々の研鑽を積むことは、圧倒的な翻訳品質の差となって現れてきます。
その上、弊社では英国の音楽雑誌の執筆や校正、編集実績も豊富なネイティブ翻訳者が翻訳しますのでワンランク上の翻訳品質のご提供が可能となっています。
ただ単に翻訳するだけでなく、「確かな実績」と「安心できる背景」に読者に訴えかける翻訳を作ることで貴社ビジネスのお手伝いをさせていただくことが可能です。
弊社へのお問い合わせ、音楽(歌詞、CD解説文、インタビュー記事、評論など)の翻訳のお見積り依頼等につきましては、以下のお問い合わせフォームからご連絡をお願い致します。