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第3回 「何から始めればいい?ミュージアムのインバウンド対策」セミナーレポート

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平成29年10月17日(火)に開催されたトライベクトル株式会社主催「何から始めればいい?ミュージアムのインバウンド対策」セミナーですが、無事終了しましたのでご報告をいたします。

セミナー内容について

前回同様、セミナーは2部構成で、各テーマに沿ってそれぞれ詳細にお伝えいたしました。

第1部:『ミュージアムの Webの活用方法とは』

今回は、インバウンド対策の中でも最も注力すべき項目「Webサイトでの集客」です。Webの構築、活用方法、さらに SNS 分類、活用方法などをお伝えしました。特にSNS についてはこれからのインバウンドには外せないものであり「何をどう使うか」という点が重要になります。

第2部:『外国人にも魅力のミュージアムが大切にしている翻訳の 3 つのポイントとは』

外国人観光客はミュージアムに来館した際に、どんな点に魅力を感じるのか、またどんな部分を評価するのかという観点から翻訳の大切さについてお伝えしました。

また、今回は美術手帖で有名な美術出版社様にもご登壇いただき、メディアから見たインバウンドという観点から、Web を中心にお話しいただきました。

 

アンケートについて

前回同様、アンケートを実施いたしました。そのうち、ご掲載の許可をいただいた方のみ一部抜粋して掲載いたします(順不同)。

Q. セミナー参加前はどんなことで悩んでいましたか?

 

「英語以外の多言語化に取り組む必要性を知りたかった」

「館としてインバウンド対策をほとんど行っていなかった」

「Webリニューアルをしたばかりだが、多言語サイトの方向性を学びたかった」

「多言語化対応を進めるにあたり、どのようなオプション、ツールがあり、何をどの程度行えばよいのかなどの全体像を知りたかった」

「具体的にどういった動向があり、どのような対策、企画があるのかを知りたいと考えていた」

「集客にも常設の展示、企画展示、イベント等、棲み分けが難しく整理したいと思っていた」

Q. セミナー後のご感想

 

「ある程度はコスト面から「自動翻訳でも・・・」とか「社内の翻訳担当者で・・・」と思っていたが、クリエイティブで品位のある翻訳の必要性がわかり、ネイティブの人に入ってもらう必要があるなと思った」

「どの講師の方の話もポイントを抑えていてわかりやすかったです」

「日々やっていることは多かったが、多言語化が進む中での課題がさらに見えてきたかも」

「いかにインバウンド対策ができていなかったのか再認識できた」

「Web構築のポイントを知ることができた。現在の Web制作を依頼している会社からの情報をよりニュートラルな目線で見ることができた」

「Web や SNS の運用を向上するために役立つサイト等の情報。役に立ちそうです」

「当館は SNS が遅れているため、色々な情報がいただけて良かったと思います」

セミナーまとめ

今回のセミナーでは、リピーターの方も多くいらっしゃいました。

「前回参加した者から、勧められたので申し込んだ」という方や、「2度目の参加で内容が重複するかと考えたため、すぐに申し込みしなかったが、新しい内容も多く分かりやすかった」というご感想もいただくことができました。

また今回は前回以上に、著名な美術館や博物館、大手博物館や美術館様にもご参加いただくことができました。これはつまり、インバウンドの波は、決して一過性のブームではなく、中小のみならず、大規模ミュージアムとしてもしっかり対応しなければならない喫緊の課題となっているのだと感じました。

不定期開催のセミナーではありますが、毎回比較的早い段階で申込がいっぱいになってしまうのは、大変ありがたい限りで、またコンテンツとしても最新情報を盛り込み、色々な切り口でお伝えしていこうと思います。

 

「マタキタイ美術館」を作るために

今回のセミナーを終え改めて感じましたが、外国人観光客は、年々増加傾向にあります。それを避けて通るのか、しっかりと対応していくのかによって、東京オリンピックまでの 4 年間、そしてそれ以降のミュージアムの行く末に少なからず影響を与えるというのは間違いありません。

弊社では「マタキタイ美術館・博物館」を今後も作るために「美術館専門の外国人観光客集客サービス」をご提供しております。

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外国人観光客に日本を楽しんでもらい、リピーターとなってもらうためには、不断の努力が大切です。しかしそれは何も突拍子なことをやるということではなく、足元からしっかり固めていくこと、やるべきことをやることだと言えます。

 

図1

 

特に今回は、Web を中心にお話しさせていただきました。外国人観光客の集客において、Web は生命線です。

外国人観光客が「また来たい」と思い、「また期待」して日本に旅行にやってくるという好循環をいかに作り出せるかは、ミュージアム業務に関わる方々の双肩にかかっていると言えるでしょう。弊社としても、できることは限られておりますが「大切な想いをつなぐ」という経営理念のもと、日本の素晴らしさを世界に発信し続ける点においてミュージアムの方々のお役に立てるよう、今後とも努力してまいります。