翻訳会社トライベクトル-弊社の美術、アート翻訳実績のご紹介

「何から始めればいい?ミュージアムのインバウンド対策」セミナーご報告

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平成28年8月5日(金)に開催されたトライベクトル株式会社主催「何から始めればいい?ミュージアムのインバウンド対策」セミナーにつきましてご報告をいたします。

セミナー参加対象となる方(10館限定)

今回のセミナーでは、以下の職種・ポジションの方を対象といたしました。

  • 美術館・博物館の学芸員、マーケティング、広報責任者、その他ミュージアム関係者

セミナー内容について

セミナーは2部構成でお伝えしました。各テーマに沿ってそれぞれを詳細にお伝えいたしました。

第1部:『何から始めればいい?ミュージアムのためのインバウンド対策』

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第2部:『相手に伝わる翻訳はどう作る?翻訳発注時に気を付けたい5つのポイント』

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アンケートについて

今回セミナー終了後にアンケートを実施いたしました。そのうち、ご掲載の許可をいただいた方のみ一部抜粋して掲載いたします(順不同)。

Q. セミナー参加前はどんなことで悩んでいましたか?

 

「そもそも外国人向けに発信する情報が極端に少ない状況にあり、まさに何から始めればいいか?という悩みが漠然とあった」

「入館者が減っている。パンフレット等はそろっているがキャプションは全く対応できていない。」

「インバウンド対策の全体像や考え方を知りたかった」

「来館者への多言語対応、何をどのようにすればいいか」

「今回のセミナーのタイトル通り、何からどのように着手すべきか、どこに働きかけるか等」

「インバウンド対策がどの程度できているのか、どうしていけばいいのかの道しるべが不明だった」

「どのレベルまで翻訳する必要があるのか、人手との関係もあり悩んでいた」

 

Q. セミナー後のご感想

 

「翻訳に関しての注意点を具体的にまとめてご説明くださり勉強になりました。」

「館の○○はできているか、にはハッとさせられた」

「○○を見ないと訳せない例がとても参考になった」

「インバウンド対策を説明してくださる歳に、様々な例をあげていただいたり、資料を使って理解しやすかった」

「○○の設定のおかげで、自分が想像していた以上に細かく想定するのだと知りました。」

「戦略方法、導入の優先順位などとても参考になった」

「外国人旅行者の動向について確認できた。これから目指す方向性について再認識できた」

 

セミナーまとめ

美術館・博物館として、増加する外国人観光客に対してどう対応するのかは、現代アートでも伝統工芸でも、特別展でも常設展でもすべて共通した悩みだと言えます。

またこれは「ミュージアム×インバウンド」に限った話ではありませんが、何か仕事を進める上で必ずと言っていいほど出てくる共通の課題があります。それは主に以下の5つです。


  1.  不明瞭な優先順位と方向性
  2.  必要になる具体的な手法・ツール不足
  3.  予算の問題
  4.  人材不足(人手が足りない)
  5.  その他の様々な制約(組織や部署との関係性など)

一方で、個別にお話をお伺いして気が付くのは、インバウンド対策の重要性は漠然と分かっていても何から手を付けるのか、何をすれば効果が高いのか、どこまでやればいいのかなどは各館によって抱えている悩みが異なるということです。そのため、これらは個別にチェックし、対策しなければなりません。

言うなれば、「共通の悩み」は持ちつつも、各ミュージアムの進捗度合いによって、個別具体的施策は(優先順位も含めて)「ミュージアムごとにかなりバラつきがある」ということがハッキリしています。

自分たちにとって、今何が必要なのかを確実に把握しなければ、打つべき施策が変わってしまいます。

そのような現状において、今回のセミナーでお伝えした内容が少しでもヒントとなり、皆様の業務にすぐに適用していただければ幸いです。

 

「マタキタイ美術館」を作るために

外国人観光客は、好むと好まざるにかかわらず増加傾向にあります。それを避けて通るのか、しっかりと対応していくのかによって、東京オリンピックまでの4年間、そしてそれ以降のミュージアムの行く末に少なからず影響を与えるというのは間違いありません。

弊社では「マタキタイ美術館・博物館」を今後も作るために「美術館専門の外国人観光客集客サービス」をご提供しております。

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外国人観光客に日本を楽しんでもらい、リピーターとなってもらうためには、不断の努力が大切です。しかしそれは何も突拍子なことをやるということではなく、足元からしっかり固めていくこと、やるべきことをやることだと言えます。

 

図1

 

外国人観光客が「また来たい」と思い、「また期待」して日本に旅行にやってくるという好循環をいかに作り出せるかは、ミュージアム業務に関わる方々の双肩にかかっていると言えるでしょう。

 

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